MICREX-SXで、CPUに3レベルアクセス制限のパスワードをかけたが、パスワードを忘れてしまった。プログラムが消えてもいいので、パスワードを消すことはできますか?

  • 文字サイズ変更
  • S
  • M
  • L
  • No : 1155
  • 公開日時 : 2023/04/27 04:50
  • 更新日時 : 2023/06/09 13:03
  • 印刷

MICREX-SXで、CPUに3レベルアクセス制限のパスワードをかけたが、パスワードを忘れてしまった。プログラムが消えてもいいので、パスワードを消すことはできますか?

MICREX-SXで、CPUに3レベルアクセス制限のパスワードをかけたが、パスワードを忘れてしまった。プログラムが消えてもいいので、パスワードを消すことはできますか?
カテゴリー : 

回答

3レベルアクセス制限のパスワードを設定した場合、 パスワードを入力して認証操作をしないと、 ローダからのプログラム変更やメモリクリア操作が できない仕様にしています。
(リソース初期化もできません)
SPH300(形式末尾がR:ユーザROM対応モデル)、 またはSPB/SPEの場合、オプションのユーザROMカードを使用して、 以下の手順でプログラム、パスワードを含めてクリアできます。
※1  SPH300の場合、PLC本体のCPU動作定義で、 'ユーザROM運転:しない'に設定されている場合、
   ユーザROM内プロジェクトを読み込まないので、 パスワードクリアはできません。
※2  SPH300(形式末尾にR無し:ユーザROM非対応モデル)、 ボードコントローラは、ユーザROMカードを使用でき
   ないので、 クリアできません。
 
オプションのユーザROMカード形式
 SPH300の場合:NP8PCF-256
 SPB/SPEの場合:NW8PMF-8

クリア手順
SPH300の場合
 ①ローダのメモリカードユーティリティ機能で、 ユーザROMカードをフォーマット(初期化)する。
 ②CPUのモード切り換えスイッチをUROM-TERM位置にして、 ユーザROMを装着した上で、電源を投入する。
 以上の作業で、SPH300本体のメモリ内容は、 パスワードを含めて全部消えます。
SPB/SPEの場合
 ①パスワードのかかっていないSPB/SPEを用意する。
  SPB/SPEは、'システムソフトユーティリティ'を使用して、 'SXモード'にしておく。
 ②ユーザROMのライトプロテクトスイッチを 'ENABLE'側にした上で、SPB/SPEに装着する。
 ③ローダから、プログラム(空プロジェクトでOK)をSPB/SPEに転送する。
 ④ユーザROMのライトプロテクトスイッチを'WRITE PROTECT'側にする。
 ⑤パスワードのかかっているSPB/SPEに、ユーザROMを装着して、 電源を投入する。
 以上の作業で、SPB/SPE本体のメモリ内容は、 ユーザROMの内容に書き変わり、パスワードは消えます。

アンケート:ご意見をお聞かせください

ご意見・ご感想をお寄せください お問い合わせを入力されましてもご返信はいたしかねます