「FTU621B」は、入出力信号を時分割して、取り込みまたは出力をするダイナミック入出力モジュールです。
「FTU621B」が使われていた時代は、タッチパネルがなかったため、テンキーや7セグ表示器を使って、制御盤で数値の設定・表示をしていました。配線も多く必要でした。
このモジュールは、配線数を減らすために、時分割出力に対応してデータを取り出す仕組みがあり、入力・出力はそれぞれ64点、合計128点のI/O制御が可能です。
置き換え対応は、ご使用方法に応じて異なります。
1)配線で対応する場合は、MICREX-SXシリーズSPHの「NP1X6406-W」と「NP1Y64T09P1」で代替可能です。
※FTU621Bの出力にはソース/シンクがありますが、NP1Y64T09P1はシンク出力のため要確認です。
機器や配線の選定に加え、時分割の機能をプログラムで再現するなど、ソフトウェアの見直しもお願いします。
【参考資料】
・FTU621Bの仕様は、ユーザーズマニュアル「MICREX-F ダイナミック入出力モジュールFTU621B(FH076)」をご参照ください。
・MICREX-SXシリーズSPHの仕様は、ユーザーズマニュアル「MICREX-SX SPH ハードウェア編(FH201)」をご参照ください。
2)既設の使い方が「表示・設定」であれば、タッチパネル導入をご検討ください。
富士電機製のタッチパネルについては、こちらまでご参照ください。