• No : 2914
  • 公開日時 : 2023/11/15 19:15
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【機種:液体用超音波流量計】 音速が未知な流体の測定はどうすれば良いですか。

音速が未知な流体の測定はどうすれば良いですか。
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回答

音速度・動粘性係数が未知な流体の測定は次の手順で行います
1.設定パラメータで”流体の種類”を除いた全データを入力します。
2.未知な流体が水溶性の場合は”流体の種類”を「水」に設定します。
3.未知な流体が水溶性以外は”流体の種類”を「その他」に設定し、流体音速、動粘性係数の値は近似流体の値を入力します。
  (代表的な液体のパラメータは取扱説明書の巻末に記載しておりますご参考にしてください)
4.取付け寸法が計算されるのでその値にセンサ位置を設定し、配管にセンサを取付けます。(仮取付けです)
5.流量を止めてゼロ調整を行います。
6.流量の測定を開始します。
  エラー表示がでたら、「正常」になるまで検出器取付け間隔(長くしたり短くしたりします)を移動させ
  「正常」な状態になる間隔を探します
   設置形:緑色LED点灯、ポータブル形:インジケータ3個点灯を確認できれば流量計は正常と判断できます
7.変換器に表示される音速値(実測値)を読み取ります(読み取り方は機種により異なりますので取扱説明書を参照ください)
8.未知な流体の「音速値」「動粘性係数」を設定します。
  「流体の種類」を「その他」に設定し項7で読みたった「音速値」を入力します
  「動粘性係数」が判明している場合は正しい値を入力します。不明な場合は近似流体の値を入力します
   近似値を入力した場合は計測誤差が発生します
  (代表的な液体のパラメータは取扱説明書の巻末に記載しておりますご参考にしてください)
9.設定が完了、検出器取り付け寸法を読み取り検出器を取付け、計測を開始してください