3レベルアクセス制限のパスワードを設定した場合、 パスワードを入力して認証操作をしないと、 ローダからのプログラム変更やメモリクリア操作が できない仕様にしています。
(リソース初期化もできません)
SPH300(形式末尾がR:ユーザROM対応モデル)、 またはSPB/SPEの場合、オプションのユーザROMカードを使用して、 以下の手順でプログラム、パスワードを含めてクリアできます。
※1 SPH300の場合、PLC本体のCPU動作定義で、 'ユーザROM運転:しない'に設定されている場合、
ユーザROM内プロジェクトを読み込まないので、 パスワードクリアはできません。
※2 SPH300(形式末尾にR無し:ユーザROM非対応モデル)、 ボードコントローラは、ユーザROMカードを使用でき
ないので、 クリアできません。
オプションのユーザROMカード形式
SPH300の場合:NP8PCF-256
SPB/SPEの場合:NW8PMF-8
クリア手順
SPH300の場合
①ローダのメモリカードユーティリティ機能で、 ユーザROMカードをフォーマット(初期化)する。
②CPUのモード切り換えスイッチをUROM-TERM位置にして、 ユーザROMを装着した上で、電源を投入する。
以上の作業で、SPH300本体のメモリ内容は、 パスワードを含めて全部消えます。
SPB/SPEの場合
①パスワードのかかっていないSPB/SPEを用意する。
SPB/SPEは、'システムソフトユーティリティ'を使用して、 'SXモード'にしておく。
②ユーザROMのライトプロテクトスイッチを 'ENABLE'側にした上で、SPB/SPEに装着する。
③ローダから、プログラム(空プロジェクトでOK)をSPB/SPEに転送する。
④ユーザROMのライトプロテクトスイッチを'WRITE PROTECT'側にする。
⑤パスワードのかかっているSPB/SPEに、ユーザROMを装着して、 電源を投入する。
以上の作業で、SPB/SPE本体のメモリ内容は、 ユーザROMの内容に書き変わり、パスワードは消えます。